ノーリツのサービスマンに修理依頼をしました。OTXは、古い機種で部品がなく修理できない可能性があるとのこと、直らなくても出張料金3千円とのことでした。取り合えず見てもらい、水垢まで取り除いてもらいましたが、直りませんでした。
サービスマンいわく、循環ポンプはほとんど壊れない、ポンプには信号が出ているが弱く、モーターも弱くだが回っている。基盤に問題があるようなのでのでこれ以上の修理は難しい。又、13年使っているので、修理できたとしても故障しやすい。給湯機能には問題がないのでこのまま使いながら、近いうちに新しいものと交換を考えてください。
とのことでした。確かにそのとおりですね!、私がサービスマンだったらそう進めます。
それでは、だめ元で、修理に取り掛かります。
まずは、ポンプの定格を確認します、どうやら100Vのポンプのようです。ネットで12000円で販売されています。最悪購入か?
次にモーター端子の電圧をあたって見ます。ふろ保温をONにしても電圧は出てきません。モーター回ってないやん。サービスマンはどこのモーターを見たのか首を傾げます。
基板側のコネクターを抜いて電圧をあたって見ます。ふろ保温をONにすると15V出ています。何で?
今度は基板を確認します。見た感じリレーでポンプをON・OFFしているような感じの基板のつくりです。
ふろ保温をON・OFFにするとリレーが連動して動いています。ヒューズも切れていません。こうなると、コネクターの半田不良か、リレーの半田不良が考えられます。
最後に、基板を引き出して、半田面を確認します。おやおや基板の腐食です。13年も使っていれば仕方ないか。コネクタ→リレ→電源の順にパターンを追ってみます、間違いなくこの部分です。
紙スリで腐食部分をきれいにし、半田メッキを施します。電源ラインには鈴メッキ銅線を背負わせ半田を盛ります。これで修理完了です。問題なくふろ保温ができるようになりました。
めでたしめでたし。エコキュートの価格がこなれてくるまでがんばってほしいものです。


左が修理前、右が修理後です。
サービスマンは「修理は難しい」と言っていた、「直らない」とは言わなかった、果たしてどこまで故障の状況を認識していたのだろうか?